ベトルバⅢ購入から一週間、毎日ベトツキを取る方法を模索しておりました。このベトツキの正体はＰＵコーティング（ポリウレタンコーティング）と言いまして繊維の防水加工なんですが、湿気により加水分解とやらを起こしてベトつくそうな。これはミネルバⅢ特有というわけではなく、この時代に多々あるようです。テントだけではなく衣類にも使われている防水加工で、寿命はなんと3～5年！！

とりあえずは車の洗車と同じようにテントを会社で建てて、中性洗剤で丸洗いしてみました。が、まるで変わらず。。
そりゃそうです。ベトベトの手を中性洗剤で洗っても落ちないんですから

一時は捨ててしまいたい気持ちに駆られましたが、ここは職人魂でグッと堪え、ネットで検索。なんと世の中にはベトツキで困っているキャンパーが沢山いらっしゃいました。

まずは手っ取り早い方法で、「タルク（ベビーパウダー）を降りかける。」を試してみました。当然粉を降るので白っぽくなるし、ベビーパウダーを使った為、赤ん坊臭い！まぁ、ベトつくよりはマシと思い、テントを畳んでヨシヨシと思った。が！翌日、ベトツキが復活・・・。
この時点で捨ててしまうという最終手段を考えましたが。

次の手段はケミカル。そう、MOSSオーナーには有名な撥水剤POLON-Tの登場です。





信越シリコン製の繊維用撥水剤で、評判いいです。理屈はわかりませんが、ベトツキを抑えられるとか！？
まぁ、いきなり施工するのも怖いので同じ生地を使って作られた収納袋で試したところ、



まるで効きまへん・・・。ベトルバは屈強でした。

最終手段である夢の島直行便に乗せてあげようと真剣に思いました。
そんな時、ある方の顔が思い浮かび「まだまだや！！」と奮起いたしました。

それからというもの、DENNISラボにて夜な夜な研究に明け暮れ、遂に私はテントのベトツキを除去する方法を発見してしまったのです！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！（長いか？）

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クリックした人は笑わせていただきます。あしからず。
で、方法なんですがたいした事ありません。洗濯洗剤に漬けるんです。





私もいきなりテントを漬けるほどバカではありませんので、先ほどの収納袋に実験台に立っていただいたところ、触るのも躊躇うベトベトがな、な、なんとスベスベになっているではありませんか！？
ただし、テントの防水機能も100％無くなります。そして防水加工をされた裏面の見栄えが悪くなるのがタマに傷ですね。ボロボロの乾燥肌の様になってしまいます。ハエ取りテントよかマシでしょ！？






しかし防水機能が全く無いというのはちと問題なので、せっかく仕入れた撥水剤POLON-Tでまかなえないかと収納袋でためしたところ、







バッチリです！　色の薄いところが撥水加工をした部分、色の濃いところは水が滲みてます。裏面を見ても、





塗ったところは乾いてます。

ということで、テントを建てて撥水剤２リッター使いましたが、テントが大きすぎて、撥水剤が足りません。追加発注しなきゃ。。